■蜜蝋鋳造のアクセサリーとは・・・

 

蜜蝋を使った蝋で原型を作り、それから鋳型を作り、鋳造したものを蜜蝋鋳造といいます。

専門用語が多いので、ひとつひとつ解説します。



蜜蝋(みつろう〉  ミツバチの巣から取れる蝋(ろう)のこと。
    
原型(げんけい)  蝋で作られた型のもとになるもの。
    
鋳型(いがた)    アクセサリーを作るときは、耐熱の石膏で作ります。
    
鋳造(ちゅうぞう)  熱で金属を溶かし、型に流し入れ、形を作ること。


 



蜜蝋と松脂(まつやに)を煮溶かしたものを細く引きます。






これが、引いた蜜蝋です。  






作りたいと思う形を蝋で作ります。







ゴム台の上に蝋型をセットします。この場合は、ピンク色のものです。指輪になります。まわりを石膏で固めます。






石膏を入れて固めたところです。






固まったら、電気炉でゆっくりと3時間ほどかけて焼却します。
中の蝋が溶けて流れ、原型と同じ空洞ができます。
これが鋳型です。

そこに溶けた金属を流し込みます。
金で作りたいときは金を、銀で作りたいときは銀を流します。
プラチナも同じですが、融点が高いので、金銀とは同じ機械ではできません。







鋳造できた金属です。
画像のように石膏型を壊さないと中身が取れません。
これは銀ですが、鋳造したときは、酸化膜があるので、黒い色 をしています。
金でも同じです。
磨かないと本来の色が出てきません。
このようにして、鋳造したものをアクセサリーに仕立てます。

**注 上の写真のピンク色の指輪を鋳造したものではありません。別のものです。







左側の画像ように、蜜蝋を使い作られたアクセサリーは、
金属で作られたとは思えない柔らかい美しいラインが特徴です。
とても個性的で、繊細、かつ、大胆、とどちらにもデザインでき、作家ごころをくすぐる技法なのです。


初めて見ると言われる方も多いのですが、日本の伝統工芸のひとつです。
蜜蝋鋳造という技法は、知られていない理由のひとつに、この技法でアクセサリーを作れる人がとても少なく、ほんの一握りの作家や職人しかいないことがあります。


それくらい、技術も工程も大変なのです。
作り上げるまでの工程は、いくつもあり、ひとつひとつ丁寧に丁寧に作られています。

蜜蝋は、季節によって配合を変えています。暑い夏はベタベタしがちで、冬は気をつけないと
すぐに割れてしまったりします。
そんな繊細な蜜蝋を操りながら、出来上がったアクセサリー、どこか「和」を感じさせます。

そういう意味でも、蜜蝋のアクセサリーは、日本人にぴったりです。
どこにもないようなアクセサリーを探しているあなたにぜひお勧めです。
どうぞ、ごゆっくりご覧ください。



蜜蝋のアクセサリー

Gentle Flow  は、風の箱の蜜蝋アクセサリーオリジナルブランドです。